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そこはかとなく愉しからずや

「普通学級」「支援学級」「支援学校」それぞれのメリット・デメリットに思うこと

最近は発達障害大流行りで、TV番組でも特集が組まれ、発達障害書籍も多く、発達障害ブログも驚くほど多い。
ブログの中には、いわゆる引きこもりや不登校、なんらかのコミュニケーション交流の失敗による、社会不適応を
「発達障害」だったから、で納得してしまう印象を受けるものが多いように思います。
「発達障害」という診断(玉石混合な医療機関がありますが)で、まるですべての困難を「発達障害」の免罪符で
楽に?なるのか?とうがった見方をしてしまうほど、???と感じる発達障害者ブログが多いように感じます。
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それって重度知的障害のある自閉症者の親のひがみでしょうか?((+_+))

ご本人がそれで楽になるのなら、それはそれで結構かとは思いますが。

どう見ても二次障害だろうという状況をも「発達障害」という呼称で片付けられてしまうことには、不安を感じてしまいます。

ひと昔前なら、「知的障害のある障害児」以外のクラスの問題児(だいたい一割は居た)層のいわゆる学級崩壊に誘導する、いわゆる「問題児」(ごめんなさい、問題児と言って)さんが、実は発達障害児だから、適応障害があるんです!と 診断というお墨付きをもらうことで、
しつけの悪い子と言う目から、「障害があるのだから仕方ない」とコロっと変わってしまうわけですが
従来、「悪ガキ(ごめんなさい)」とレッテル貼りされていたお子達が、専門のコミュニケーション指導を受けられるという発達障害児支援法というシステムができ(地域差はありますが)、叱られてばかりから「支援を受けられる立場」にすっかり変容したということは、きっと良い事なのだと思います。

デリケートな問題なのでまわりくどい言い方になってしまいますが((+_+))それでいいのかなあ?と思うところもあるのです。

 

「障害児」と見られるのと、普通の悪ガキ(ごめんなさい)とみられることの、メリット。デメリットの問題です。

 

どうも、私自身が自閉症スペクトラムの知能が高い方の人間のようで、ADHD傾向や自閉的感覚にも、いちいち思い当るところがあるのですが

それでも私は「普通派」です。

重度知的障害のある娘を、二歳半で療育センターを飛び出し、以来ずっと普通の子の環境を選択してきました。

障害があるからと言って、どうして学ぶ場を分けなくてはいけないの?

とは言え、もともとが統合教育の最先端の地域にいましたから、障害児も地域の普通学校の普通学級に行くのが当たり前の環境であったわけで。行政になかば強制的に分けられる地域とは、最初から違う「普通学級に行きやすい」環境であったと思います。

全国的にも珍しい方だったのでしょうね。

それでも管理職の思想により「障害児は養護学校へ行くべきだ」という考え方の教師も少なからずいて、

困った問題が起こるのはそういう排他的な教師に遭遇したときでした。

それでもやっぱり「普通の環境」が良いと言えます。

 

普通の環境(きびしいですが)で育つと「普通っぽく」なります。
障害児だけの環境で育つと「障害児っぽく」なります。

 

これはとてもハッキリしています。

朱に交われば赤くなるのとおり、健常児集団の影響を受けるのと、障害児集団の影響を受けるのとでは、大きな違いがあるようです。

健常児を常にお手本として生活するのと、障害児をお手本というか当たり前の行動として生活するのでは
大きな違いがあります。マナーとか、常識的な事で差が出てきます。

理解の無い「普通学級」の場で厳しく、イジメのリスクのある環境で義務教育を終えるより、守られた障害児だけの環境で「人数的に手厚い」障害児学校(支援学校)のほうが、二次障害のリスクが少ないという考え方もあるでしょう。

しかしずっと障害児学校で過ごされてきたお子さんが、卒業後に普通の健常者のいる環境になじめなかったり、健常者を避けたり、作業所通所拒否のような状態になられた例も何例か見聞きしてきています。
民間療育の場でも障害児学校しか行ったことの無い人で、健常者の見学者がいるだけで拒否反応して、不機嫌にパニックになられる例も見てきています。

これはもう、「分けられた」人間という自覚の二次障害だと思います(異論はあるでしょうが、私はそう思うってだけです)
交流で二次障害もなく、「障害児」としての自分を受け入れてメンタルも良好な支援学校育ちの方もいますが、たいてい知能が普通により近い人ですね。

知能が周りの障害児より高く、支援学校内でだけ優等生という立場でいられるのですが、卒業後にポッキリ折れる子も。

卒業後に挫折するお子さんもいらっしゃるようですね、優秀だから卒業して就職して、守られていた環境から、いきなり心無いイジメにあって、自殺してしまったとかの事件もありますね。悲しいことです。
軽度の障害者さんの悲惨な結果のニュースも幾度となく見てきています。

これは「分けられた」がゆえに、健常児の方も、「障害児」を理解する機会も無いままに大人になり、理解したことが無いゆえに、適切な対応法も知らないままに、「心無い対応」をしてしまうからではないでしょうか?

「分ける教育」って、障害児にメリットよりデメリットが大きいだけでなく、健常児集団への理解も育たなくしている、社会のひずみを大きくしていっている場だと思うのです。

知能レベルが違うから「分けて教育」することのメリットはなんでしょうか?

教師が一斉教育をしやすい。それだけしか理由は無いように思います。

 

しかし考えてみてください、へき地の学校では。一年生から六年生まで同じクラスで学ぶ「複式学級」ですよ。
同じ授業時間で同じ教室で、それぞれの学年の子がそれぞれの学年の別の勉強をしているのです。
上級生が下級生を教えたりもあります。上級生に教えてもらったことを、自分も下級生に教えるという環境。小人数とはいえ、すばらしいコミュニケーション能力が培われていくように思います。教えることで自分も学びを深くしていくメリットもあります。

支援学級という普通学級に在籍しながら数時間支援学級に抽出される方式や、支援学級に在籍して普通学級に交流するシステムもありますが、それもメリットよりデメリットのほうが多いように思いました。分けられている存在だと、本人はやはり傷つきます。違いを自覚してしまいます。

仲間はずれと思ってしまうことも。

一応、昔も養護学級(支援学級)はありましたが、うちは幼稚園から小学校中学校高校と全部、普通学級です。
中学や高校では、たまに抽出と言って、別室でマンツーマンの授業もしていただきましたけれど。
主に、中間・期末の試験対策です。

いわば反則技みたいなものですが、落第しないように、模擬試験で特訓をするのです(;^ω^)

それになんの意味があるのか?とは思いますが、落第しないためですから、ありがたく受け入れました。
国家試験で教師になった先生方は、教え方のプロで、どうやって重度知的障害児に、中間期末試験をクリアできるように指導するのか? ものすごく疑問持ってましたが、先生方は見事でした。

定時制高校のテスト自体、健常児にも一般高校より簡単なテストなわけですが、それをさらに簡単に作り替えて、例えば答えを書きこむのではなく、質問と答えを線で結ぶとか。
問題をイラスト化したり、グラフ化したり、感嘆するような工夫をしていただいて、試験をクリアし「個人内絶対評価」で進級させていただいて普通に卒業できました。普通の子は「相対評価」が多いですね。今は学校により違うようですが。

本当にありがたい限りでした。

思うことは。

 

知的に重度ですと 周りの障害児のどの行動が好ましい行動で、どの行動が困った行動なのか?それが判断できないがために、重度知的障害は、支援学校にいったが故の「悪い行動」を真似してしまうことが ままあるようです。

奇声など発したことが無かった子が、支援学校で周りの奇声を真似して奇声を発するようになったり。
困った行動で注目を浴びる障害児がいると、真似して困った行動で支援員の注目を浴びるとかの悪循環もよく聞きました。

養護学校に行ってから、変なことをするようになったという話もよく聞きました。

また当方の時代は20年以上、昔ですので、当時は養護学校(支援学校のこと)と言いましたがね、専門性があるかというと
専門的な勉強をしてきている人はごく一部で、専門性が無いどころか、先生の落ちこぼれ(ごめんなさい、昔です)も何割か
混じっていて、低レベルな療育とは呼べない放置に近いようなこともあったわけです。

隔離された場所に居るだけです。

地域差は大きいようです。
健常児ばかりの環境で育つと、周りの健常児は同じ動きをしますから、運動会の競技もわかりやすいですし
行事も一斉に並んで行進や着席やおじぎも、わかりやすいのです。
みんなが着席しているから本人もちゃんと周りに合わせて着席できます。
健常児というお手本が周り中にいるので、模倣しやすいですし、行動も普通っぽくなっていくわけです。

とはいえ、卒業して障害者施設に通うようになって「障害者らしい」感じになってしまいましたがね。通所は少し、本人にとってショックなできごとだったようです。それは受け入れていくしかありません。「障害者」としての自分を受け入れるには、親の応援は不可欠ですね。

そのうち障害者としての生活にも慣れます。

(どうせ障害者として生活していくのだから、小さいうちから「障害児」としての生活も有りなんじゃないか。と言う意見もあろうかと思いますが。体験や経験の豊富さが違います。楽しいことの思い出の量が違います。)

 

青春時代はできるだけたくさん経験と楽しい思い出を豊富に過ごしてもらいたいですね。
青春時代は普通っぽく楽しく過ごせました。
いっちゃなんですが養護学校と普通学校では行事のレベルが違います。(支援学校のみなさん、ごめんなさい)
障害児学校では最重度の生徒さんもいますから「最重度」でも参加できる行事内容や近場でということになってしまいます。
障害児学校のHPをよく見ましたが、申し訳ないですが「行事がしょぼい」です。

普通学校では、キャンプあり修学旅行も遠出でホテルに泊まり、スキーや川下り、一般農家への体験学習など
もりだくさんの内容です。あまりにあまりに体験できる内容が違いすぎるのです。

思い出の豊富さだけでも、行った価値のあるのが普通学級です。

 

うちの子は成人になっても、人の好き嫌いは態度の違いなどで多少ありますが、どの人も拒否することがないです、(気が合う人とは笑顔が違いますが)
どなたについていただいても大丈夫です。ヘルパーさんのほうが対応間違って、うちの子を怒らせることもまれにありましたが、拒否はしないです。
感情は普通なので頭にきたら怒るし、悲しければ泣くし、楽しければ大いに笑いますし。表情が豊かです。感情は普通の子です。
これは普通学級育ちのせいではないかと思っているのですが。

ただしうちの子は重度知的障害者ですから、軽度知的障害児さんへの対応とは本人の受け止め方も違っているためもあるとおもいます。
勝手ながら、「 重度こそ普通日学級へ! 」 と思っています。適応できればの話しですが。

適応するための行動変容については過去日記をごらんください。(最初から適応できたわけではありません。山あり谷あり)

どの子も「普通学級」に在籍して、みんなと同じ体験ができて、その上で特別な支援教育が受けられるのが理想です。
昔、教育委員会に提案したことがありました。普通学級に在籍しながら放課後に養護学校で特別な教育が受けられたらと
それは無理と、はなから話になりませんでしたが、今のお子さんは地域の学校に通いながら、放課後障害児の学童保育があるのですね。
うちの子の通所施設でも、通所者が帰宅したあとに「障害児の学童保育」をされています。
どんなことされているのかは知りませんが。(しかし、成人障害者は早く帰宅して、学童は遅くまで施設にいるのは?どうなんだろう?とは思いますが、働いている親御さんには不可欠のシステムですね。うちは通所後もいろいろやることがあるので15時半帰宅でも不都合はありませんが。)

昔は特別な療育は自力で、大阪から京都の発達外来のセッションまで通っていました。その他、民間の療育施設のいくつかも
普通学級を休むことなく放課後に通ったり、自前での特別支援教育を受けていました。(当時は割合的にはごく一部の人だけと思います)

 

発達障害児支援法ができたことは良いことだと思いますが、それが「分けられる教育」に向かってしまわないか、とても心配しています。

もちろん、二次障害で「普通の環境」が困難になってしまったお子さんには「分けられた場」というのが、最適な環境でしょうが、最初から障害があるから「分けた場」でという方向性には注意が必要です。
同じ場を共有してこそ、障害や弱者への理解も深まるものです。
「分けられた場」で健常児の知らないところでどんな最先端の療育が行われようと、「健常児」が知らなければ、到底、理解はえられませんね
障害ゆえの「しんどさ」や「困難」も「知らなければ」、理解は得られません。

しかし困難の解決法なしにもやみくもに「普通の環境」に居るだけでは、困難の多い障害児が普通学級に無理やり押し入ってという、「偏見」や「差別」を助長するだけになってしまう危険もあります。

 

問題行動の解決法を経験的に構築してきましたので、当ブログの過去記事をヒントとして活用していただいて「普通学級」で適応できる
重度知的障害児さんが増えると良いのですが。
中度軽度の障害児さんは個人差が大きいと思いますので、お薦めも肯定も否定もできませんが
「どの子も普通の子と同じような体験を経験する権利」は認められて欲しいです。

しかし行動の問題を解決できる支援法のノウハウなしに。「普通学級」に居ることは危険ですし差別的感情を助長してしまう危険もあります。

学童期に親が頑張れば、うまく行動の問題を変容できれば、成人後は非常に楽です。

学童期に24時間全力でがんばったから、今の平和な生活が母子家庭でもつぶれずに継続できているのだと自負しています。

問題には立ち向かうほうが圧倒的に楽なんです。逃げることは、逆にしんどいことです。

問題行動のピークは、全力で24時間かかわれば、思いがけず、すぐに通り過ぎます。(最短一日で改善させました)
過去日記をごらんください。

親が病んでしまっては解決できることも解決できません。と言ってもできない人はできないのも、見てきていますけどね。

それは専門の支援員さんに良い相性の人に巡り合うのを祈るばかりですね。

先日の記事でも書きましたが、障害児の平均寿命は早死にです。しかも自殺に近い亡くなり方が多いです。
親のメンタルを解決しないと、本人のQOL(生活の質)の向上は難しいのでしょうね。

現在、洗濯の90%はうちの子がすべて手動洗濯機で洗ってくれ、買い物も通所施設にお迎えに行った帰り、スーパーでカゴを持ってくれ、
袋詰めもしてくれ、たくさんの荷物を持ってくれてとても助かっています。

流れるプールで一人で泳いでくれて、二周に一回は私が休憩しても一人で楽しそうに泳いでくれます。
それでも着替えの時は目が離せませんが。常にうろうろしたい衝動性がありますが、ここに座っていなさいという私の指示は
よく守ります。ヘルパーさんによれば指示できなくて、あたこちうろうろしてまううちの子ですが、私といっしょだと
うってかわって「普通っぽく」見えます。(小3のころは、自傷他害の問題行動のピークも体験してきていますがすべて解決してきています)
まだ どの人とでも「普通っぽく」いれるのが課題なのですが(;^ω^)
指差して「ここに、じっとしている」という強く短い明確な指示のできる、明朗快活なヘルパーさんは少ないようです。
それも十何年のお付き合いのあるヘルパーさん事務所でのグループ遠足は毎週無事にエンジョイさせていただいて、本人もとても喜んでいます。

毎週いろんなレジャー施設や公園にグループ遠足に連れて行ってもらっています。(大切なレジャー体験です)
その他、私とプールや映画にも行きます。
スーパーの買い物もいろんなスーパーに行きます。今日は〇〇スーパーで買い物して帰るよ。と言うとそのスーパーの
方向にさっさと歩きます。「わかってるアピール」がすごいうちの子です(笑
ちゃんとわかってるねと言うとニッコニッコです(笑)
他にコインランドリーも、大きな袋に洗濯物詰めたのを持ってくれて、洗濯機にさっさと入れてくれます。
時に、仕上がるまで一時間、コインランドリーで座って待ってくれます。携帯のワンセグとか見せてたりしています。

今は平和で楽しく生きていますが、まだまだ一人暮らしのできるレベルではありません。
まず洗濯物をきちっと干せるように練習中です。一人で全部してくれるけれど洗濯物はダンゴに干します(;^ω^)
ハンガーも歪んで干すし、全部私がやり直していますが、几帳面な自閉症者も多いのに。うちは親子でADHD傾向あるのでいいかげんです(*´Д`)
その変容に努力中です。コインランドリーの全自動なら 仕上がって畳むだけだから不都合はないですが、将来グループホームに
ドラム式全自動洗濯機があればいいのですが。施設にはたいていありますが、施設は考えていないので。
自力で生活できるように訓練だけはゆっくりでもしておくべきですね。

 

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