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そこはかとなく愉しからずや

DSM-5とICD-10による発達障害の種類と症状(2)

発達障害に含まれる障害や、合併する障害は、調べてみると様々な種類があることがわかります。ひとくちに自閉症スペクトラム症と言っても、様々な形態があるように、様々な程度の強弱もあり、一人ひとり違う様子があります。その症状も、併存障害なのか?なのか?二次障害なのかは明らかにされていません。

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発達性協調運動障害(DCD)の診断基準

ICD-10では、

運動機能の特異的発達障害として位置づけられ、発達性協調運動障害(DCD)は、全体的知能の遅れや、先天的あるいは後天的神経障害によって説明できない。

協調的運動の発達の重篤な機能障害とされる。運動の不器用さは視空間の認知課題での遂行の障害とある程度関係するとある。

DSM-5では、

発達性協調運動障害(DCD)は、神経発達障害のなかの運動障害で、常同運動障害やチック障害と並んで記載され、身体

疾患や神経疾患(脳性まひ、筋ジストロフィーなど)や、自閉症スペクトラムとは同時に診断されないようになつている。

DCDの中心障害は粗大運動と微細運動の不器用さである。

発達性協調運動障害(DCD)の有病率は5~11才の6%であり、原因は不明ではあるが、ボディイメージの形成不良、運動行為の企画の障害などが仮定されている。

リスク因子としては、低酸素、周産期低栄養、出生時低体重があげられる。

*LDやADHD、高機能広汎性発達障害(HFPDD)などの児童は不器用さを合せ持つことが多いが、併存症か、二次障害なのかは明らかではない。

 

(日本精神神経学会監修2014)による診断基準

A,協調運動技能の獲得や遂行が、その人の生活年齢や技能の学習および使用の機会に応じて期待されるものより明らかに劣っている。その困難さは、不器用(例、物を落とす、または物にぶつかる)、運動技能(例、物を掴む、はさみや刃物を使う、書字、自転車に乗る、スポーツに参加する)の遂行における遅さと不正確さによって明らかになる。

 

B,診断基準Aにおける運動技能の欠如は、生活年齢らふさわしい日常生活活動、(例、自己管理、自己保全)を著明および持続的に妨げており、学業または学校での生産性、就労前および就労後の活動、余暇、および遊びに影響を与えている。

 

C,この症状の始まりは発達段階早期である。

 

D,この運動技能の欠如は、知的能力障害(知的発達症)や視力障害によってはうまく説明されず、運動に影響を与える神経疾患(例、脳性まひ、筋ジストロフィー、変性疾患)によるものではない。

コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群(CD)

DSM-5では、コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群(CD)は、神経発達症/神経発達障害に分類されており、後天性のコミュニケーション障害を含んでいない。

非言語的コミュニケーション行動を含むコミュニケーション障害を想定し、下位分類として、言語症、語音症、小児期発症流暢症、社会的コミュニケーション症状、他の特定される。または特定不明のコミュニケーション症群がある。

言語症/言語障害とは

知的能力障害や全般的発達遅滞によって説明できず、年齢から想定される言語能力に比べて到達度が低い状態をいう。

語音症/語音障害とは

言語病理学での構音運動の障害と考えられる機能的構音障害と大脳の機能障害と考えられる音韻障害を含んだ概念。

器質的構音障害や神経学的な原因に起因する構音障害や、聴覚障害による障害とは区別されている。

小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害とは

従来からの吃音とほぼ同様。「吃音」という表現から「流暢性」に焦点をあてる表現に変更されたが、吃音以外の流暢性障害は小児期発症流暢症には含まれていない。成人期に明らかになる吃音とは区別され、小児期に発症する吃音を対象にしている。

社会的コミュニケーション症/社会的コミュニケーション障害とは

言語やコミュニケーションの社会的使用に困難を示す。コミュニケーションや会話のルールに従うことや、聞き手の状況に合わせて言葉づかいを変えることなどが困難。この社会的コミュニケーション症は、自閉スペクトラムがある場合は、自閉スペクトラム/自閉スペクトラム障害が診断としては優先される。

*特定不能のコミュニケーション症/特定不能のコミュニケーション障害は、コミュニケーション症、もしくは神経発達症群の診断基準を完全には満たさない場合をいう。

 

 

 

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