重度知的障害者の選挙
重度知的障害者の娘と選挙に行きました。期日前投票です。並ばずに、すぐ投票できるのでいつも期日前に行きます。選挙当日の日曜日はいつもヘルパーさんたちとグループ遠足に行ってますから。理由は旅行にチェック入れました(日帰り旅行です)選挙はもう何回目かしらん?
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重度知的障害者も選挙に行こうと思ったきっかけ
重度知的障害者でも選挙に行けると知ったのは、成年後見人ニュースからでした。日曜日はいつも私とお出かけしてましたし、選挙のことなんて頭にありませんでしたから。後見人制度の対象者にも選挙権が復活のニュースにより。重度知的障害者や認知症の高齢者にも、選挙権が復活し、投票に出かけるTVニュースを見たのがきっかけでした。昔は私自身が政治に興味が無かったので選挙にも行かずに、アウトドアに熱中していたのでした。
選挙よりアウトドアという楽しいことがあるし。と思っていたのですが。政治への関心が深まるとともに、これではいけないと思い立ち、まず選挙の練習から始めました。
認知症、知的障害…被後見人13・6万人の選挙権が復活した2013年5月
成年後見制度
認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人が、財産管理や契約行為で不利益を被らないよう支援する制度。平成12年に導入された。本人らから申し立てを受けた家庭裁判所が本人の判断能力に応じ、親族や司法書士らを「後見人」「保佐人」「補助人」のいずれかに選任する。旧公職選挙法では後見人が付いた場合のみ選挙権を失うと規定していたが、2013年5月に改正されました。
認知症、知的障害…被後見人13・6万人の選挙権、「公正な選挙」への試み続く(1/2ページ) – 産経WEST より
2013年に被後見人13.6万人の選挙権が復活したわけですが、後見人制度を受けていない重度知的障害者のうち何人が選挙に行かれているのでしょうね?堺市や横浜市などは、選挙にコミュニケーションボードを活用されているようです。
そもそも、コミュニケーションボードを見たことない重度知的障害者は、かえって混乱すると思いますが(*_*;
重度知的障害者のうちの娘の選挙の練習
選挙の練習は、候補者の名前をきれいに書くことです。うちの子は視写はできるので、最近は、一回しか練習しません(^o^;
難しい漢字はひらがにして練習します。簡単な漢字はそのまま漢字で練習します。
学生時代のように毎日文字を書いていませんから、字は汚くなってきています。私もパソコンばかりで字を書くと汚いです。親子で習字しなくっちゃと思いつつできていませんね((+_+))
選挙では、手本にする候補者名の紙を持参しても良いのです。初めての選挙の時に選挙管理の人から聞きました。初めての時は職員さんが付き添ったのです。私は私で投票用紙に書きます。うちの子は職員さんが何やら指示して書いてたのか職員さんが書いたのかよくわからない状況でした。
二回目の時は、「本人が自分で書けます」とハッキリ伝えて、本人が持参した紙を見て書いてました。
ほんとは、親も投票用紙を見たらいけないようですが・・・候補者名を書いた紙を持たせているのは私なので、見るなもなにも知ってるし(笑)ですね。
候補者名は大きく短冊に縦に書きます。そのまま投票用紙に縦書きしやすいように。
投票箱にも私が入れたように、本人も自分で入れます。
重度知的障害者でも選挙はしたい様子
うちの子は選挙を自分でするということが、とても誇らしい様子で喜んでいます。自分の名前の書かれた期日前投票券に自宅で名前を書いて、投票所に持っていきます。すると名前を呼ばれて、投票券をもらって、一人ひとり区切られた書く場所に行って、投票して、投票箱に入れ、また名前の紙をもらって投票券をもらって、党名を書いて投票箱に入れる。という一連の動作を何回も選挙に行っている今では、さっさと自分から一連の行動を済ませるので、私が待って!と慌てます(笑)
選挙の投票をするということは、うちの子は喜んでいます。誰を選ぶか?は私の影響のままなんですが、親亡き後でも、自分の意志で選挙投票はしていってほしいですね。
期日前投票するには選挙公報がくるのが遅い
いつも思いますが、私のところには選挙公報が配られるのが遅いです。なので選挙公報を見る前に、期日前投票しています。ネットで候補者調べています。いつもだいたい同じ候補者だからいいけれど。衆議院と他の選挙の区別は難しいですね。
どうして選挙公報が配られるのが遅いのか?シルバーセンターが配っていると思うのですが、人数増やして早く配ってほしいものです。他地域ではもっと早く配られています。以前など選挙前日に配られました。それはあまりにも遅いです。苦情言うべきなんだけど、自力で調べてなんとかしています。
選挙の未来は?
堺市と横浜市の選挙の際のコミュニケーションボードの採用で思いましたが、そもそも選挙を全員、電子ボード化して、候補者の顔と名前のボタンを押すという選挙にしたら、投票即、集計なもなるではありませんか。日本国内全部に選挙電子ボードを採用するのは難しいのでしょうかね?
タブレットで十分できそうに思うのですが。未来にはきっとそうなっているでしょうね。インターネット選挙は、本人確認が難しいけれど、指の静脈認証は銀行ですでにありますから。実現は可能だと思います。そうすれば重度知的障害者の誰でも、選択の機会が得られますね。
すべての意志表示にタブレットを使った選択ができる時代がそこまできているように思います。
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